これさえやれれば100%闇金トラブルを解決できる3つのこと

闇金のトラブルは弁護士や司法書士に相談し適切に法的な対処をしてもらえば確実に解決する問題と言えます。

もっとも、「絶対に解決できる」とはいっても、その解決のためには依頼人本人がある程度「不利益を受けること」も甘受しなければなりません。

なぜなら、「闇金」といっても様々ですから、一部の闇金は弁護士や司法書士が介入しても、そんなことはお構いなしに、本人への請求や嫌がらせを止めないからです。

闇金からお金を借りてはいけない本当の理由』や『弁護士に依頼すれば闇金も簡単に解決すると思い込んでいる君へ』、『弁護士から闇金に警告電話を入れると逆に嫌がらせが酷くなる?』のページにも書いていますが、闇金のトラブルを弁護士や司法書士に依頼して弁護士や司法書士から電話を入れてもらえれば、全体の6割程度の闇金は、電話だけであっさりと手を引いてくれます。

しかし、残りの4割のうち2割程度はしばらくの間嫌がらせや本人への請求を続けますし、あとの2割の闇金は、弁護士や司法書士が介入したことなど無視して執拗に本人への電話をかけ続けますから、そういった「何をやっても手を引かない闇金」が相手の場合には、弁護士や司法書士に頼るだけでは闇金トラブルを解消させることはできないのです。

もっとも、だからと言ってそういった「何をやっても手を引かない闇金」からの請求が絶対に止められないのかというとそうでもありません。

次にあげる「3つのこと」をできるというのであれば、たとえ「何をやっても手を引かない闇金」が相手であっても、弁護士や司法書士の協力を得ながら闇金とのトラブルを解決することは100%可能と言えます。

 

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【1】電話番号を変えることができる

「何をやっても手を引かない闇金」からの請求や嫌がらせを止めさせるために必要な3つのことの一つ目は、「電話番号を変えることができる」ということです。

先ほども述べたように、闇金全体の2割から4割程度の闇金は弁護士や司法書士が介入してどんなに警告電話を入れようが、「闇金が使用している預金口座の凍結」や「闇金が使用している携帯電話の強制解約」の手続きを取ったとしても、警察が捜査を開始して逮捕でもされない限り、本人への請求や嫌がらせを止めることはありません。

そういった「何をやっても手を引かない闇金」が相手の場合には、「闇金が逮捕されるまで我慢する」か「闇金が請求するお金(※通常は「借入元本と同額のお金を支払え」と言ってきます)を支払って手打ちにする」かしない限り、闇金とのトラブルは解決しないことになります。

しかし、「090金融」や「080金融」などといった最近の闇金は「闇に隠れて」顧客から法外な利息を巻き上がることが目的であって実際に取り立てに自宅まで押しかけてくることはありませんから(※自宅まで押しかけると逮捕されるリスクが高まるので闇金が自宅まで取り立てに来ることはまずありません)、自分の携帯電話の番号さえ変更してしまえば、闇金は弁護士や司法書士の事務所に電話をかける以外、請求や督促をする手段を失ってしまいます。

ですから、「闇金が逮捕されるまで我慢できない」とか「闇金には1円も払いたくない」と思うのであれば、「何をやっても手を引かない闇金」に対しては、自分が使用している携帯電話の番号を変更してしまうのが一番効果的で最も有効な対処法となります。

逆にいうと、「携帯電話の番号を変えたくない」と思っている人は、たとえ弁護士や司法書士に闇金トラブルの処理を依頼したとしても、その相手の闇金が「何をやっても手を引かない闇金」であった場合には、その闇金トラブルを解決することは至難の業ということになります。

【2】引っ越すことができる

「何をやっても手を引かない闇金」からの請求や嫌がらせを止めさせるために必要なことの2つ目は、「引っ越すことができる」という点です。

なぜなら、前述したように「何をやっても手を引かない闇金」に対しては「携帯電話の番号を変える」のが最も有効な対処法となりますが、その闇金に自宅の住所を教えてしまっている場合には、たとえ「自分の携帯電話の電話番号」を変えたとしても、隣近所などへの嫌がらせ電話を防ぐことはできないからです。

闇金から借り入れをする場合、闇金から自宅の住所を聞かれることが多いですが、闇金が顧客の住所を訪ねるのはなにも借金の返済が滞ったときに取り立てに行くからではありません。

(※取り立てのために自宅に押し掛けてしまうと面が割れて警察に逮捕されるリスクが高まるため、昔と違って最近の闇金は自宅まで取り立てに来るような馬鹿な行動はとらないのが普通です。)

闇金が顧客から住所を訪ねるのは、返済が滞った場合に、その自宅住所の近所の家庭を電話帳などで調べて嫌がらせの電話を行い、近所から苦情を入れさせることで本人を困らせ、返済をしなければならないような状況に追い込むことを期待しているからです。

闇金からの借金の返済をしないことで、闇金から自宅の近所の家庭に「お宅の隣の○○さんにお金貸してんだけど返してくれねーんだよ、お前が代わりに返してくれねーかな?」とか「お宅のマンションの○○号室の○○って奴にお金貸してんだけど返してくんねーからお宅から一言言ってくんない?」などと電話がされてしまうと、その電話を受けた家庭の人たちが闇金の債務者に対してクレームを入れるでしょうし、近所で「あの人は闇金からお金を借りている」という噂が立って生活がしにくくなるでしょう。

そうなると、たいていの人はそういう嫌がらせ電話を防ぐために無理をしてでも返済しようとしますから、闇金は隣近所への嫌がらせ電話をするわけです。

ですから、そういった自宅の隣近所の家庭に嫌がらせ電話を入れまくる闇金が、弁護士や司法書士が介入した後も嫌がらせ電話を継続する場合には、最終的には「引っ越し」をして住所を変えてしまうのが一番有効な対処法となります。

引っ越してしまえば、依頼している弁護士や司法書士がその闇金に対して新しい住所を教えない限り「隣近所への嫌がらせ電話」を入れることはできなくなりますので、「闇金が逮捕されるまで我慢できない」とか「闇金には1円も払いたくない」と思うのであれば、「何をやっても手を引かない闇金」に対しては、「引っ越してしまうこと」が一番有効で確実な解決方法となるのです。

逆にいうと、「なにがなんでも今の自宅から引っ越しだけはしたくない」と思っている人は、たとえ弁護士や司法書士に闇金トラブルの処理を依頼したとしても、その相手の闇金が「何をやっても手を引かない闇金」であった場合には、その闇金トラブルを解決することは至難の業ということになります。

【3】仕事を変えることができる

「何をやっても手を引かない闇金」からの請求や嫌がらせを止めさせるために必要なことの3つ目は、「仕事を変えることができる」という点です。

なぜなら、前述したように「何をやっても手を引かない闇金」に対しては「携帯電話の番号を変え」たり「引っ越して住所を変える」のが最も有効な対処法となりますが、その闇金に勤務先の名称や電話番号を教えてしまっている場合には、たとえ「自分の携帯電話の電話番号」を変えたり「引っ越して住所を変えた」としても、闇金から仕事先に入れられる嫌がらせ電話を防ぐことはできないからです。

これまでに述べたように、弁護士や司法書士が介入したとしても手を引かない闇金が少なからずいるのが実情なのですから、そのような「何をやっても手を引かない闇金」が相手の場合には、弁護士や司法書士に依頼しただけでは闇金トラブルは解決しないことになります。

もし仮にそのような「何をやっても手を引かない闇金」に対して勤務先の名称や電話番号を教えてしまっていたとなると、勤務先への嫌がらせ電話も執拗に続けられることになるでしょう。

「お前んとこの従業員の○○にお金貸してんだけど返してくれなくて困ってんだよね~お宅の会社の方で立て替えてほしーんだけど」とか「お宅の従業員の○○にお金をだまし取られたんだ、どーしてくれるんだよ」などといった具合にです。

もちろん、勤務先に事情を説明して理解してもらえるというのであれば問題ないでしょうが、そうでなければ先に述べたように「闇金が逮捕されるまで我慢する」か「闇金が請求するお金を支払って手打ちにする」かしない限り、闇金とのトラブルは解決されないのが現実なのです。

そうなると、最終的には「転職して勤務先自体を変える」しか対処の方法はないことになります。

「仕事を変え」て新しい職場で働き始めれば、依頼している弁護士や司法書士が闇金に新しい職場の連絡先を教えでもしない限り、新しい職場に嫌がらせ電話をされることはありませんから、「何をやっても手を引かない闇金」が相手であっても確実に嫌がらせ電話を受けなくすることが可能だからです。

もちろん、転職することにはかなりのエネルギーを要しますが、そもそも勤務先の名称や電話番号を教えてしまったのは自分なのですから、どうしても「闇金から勤務先に入れられる嫌がらせ電話に我慢できない」というのであれば、転職することも我慢しなければならないのは当然でしょう。

逆にいうと、「なにがなんでも今の仕事を辞めたくない」と思っている人は、たとえ弁護士や司法書士に闇金トラブルの処理を依頼したとしても、その相手の闇金が「何をやっても手を引かない闇金」であった場合には、その闇金トラブルを解決することは至難の業ということになります。

最後に

以上のように、「電話番号」「住所」「仕事」の3つを変えることができるというのであれば、たとえ「何をやっても手を引かない闇金」が相手の場合であっても、100%間違いなく確実に闇金とのトラブルを終わらせることができるということになります。

しかしこれは「その3つを変えることが絶対に許容できない」と考えている人にとっては「何をやっても手を引かない闇金」が相手の場合にはたとえ弁護士や司法書士に依頼しても解決することはできないということですから、闇金との間でトラブルを抱えている人はその点を十分に理解しておくことが必要といえます。

「弁護士や司法書士に依頼すれば闇金なんてすぐに解決してくれる」と甘く考えて安易に闇金に手を出す人が後を絶たないようですが、弁護士や司法書士が介入したとしても「何をやっても手を引かない闇金」に対しては「電話番号」「住所」「仕事」の3つを変えるしかなすすべはありません。

ですから、「なんとかなるだろう」などと考えて闇金に手を出すことは絶対にやめなければならないということが言えるのです。